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子どもの扁桃腺手術体験記

子どもの扁桃腺手術の当日(入院2日目)


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子どもの扁桃腺手術体験記

子どもの扁桃腺手術体験談(入院日記)です

アキは5歳の時に、睡眠時無呼吸症候群・いびきの改善のため、 口蓋扁桃という 「扁桃腺の摘出手術」と「アデノイド切除術」を受けました。

扁桃腺摘出手術に至るまでの経緯
扁桃腺手術の前日(入院1日目)
扁桃腺手術の当日(入院2日目)
術後の経過(入院3日目~退院後)
子どもの扁桃腺手術の感想とその後
入院時の持ち物(必要なもの)

子どもの扁桃腺手術の当日(入院2日目)

手術前最後のお水

5:00

今日の午前6時から、水分が摂れなくなるので、アキを5:00に起こして水を飲ませることにしました。 絶飲が始まってから「喉が渇いた~!」と騒がれないようにするためです。

「アキ、おはよう。朝だよ。6時からお水が飲めなくなるから、少し飲んでおこう」と声を掛けました。 ところが、熟睡中で全く目を覚ます気配がありません。さすがにちょっと早すぎたかなと思いつつも、 後々のことを考えると必要なことだと思い、無理やり体を起こし、一口だけお水を飲ませました。

5:55

アキはまだ寝ていましたが、これがラストチャンスだと思い、 「もうすぐ、お水飲めなくなっちゃうから、 これが最後のチャンスだから、お水飲んでおこう」と声を掛けながら、 体を起こすと、2口ほどゴクゴクとお水を飲んでくれました。

起床

7:10

アキが「ママ、おはよう!」と言いながら、すっきり元気よく起床しました。

7:15

検温。

7:25

「8時までに着替えておいてください」と渡されていた手術用の服に着替えました。

早朝に、水分を摂らせておいたお陰か、アキは、起床してから一度も 「喉が渇いた」というようなことは言ってきませんでした。

水分について思い出させないようにする為、私の方から、 そのことについて触れることもしませんでした。

手術開始

8:30

看護師さんが来て、いよいよ、手術室に向かうことになりました。 車いすに乗せられて出発です。私も、手術室までは一緒について行きました。

手術室の前に着くと、閉じていた大きな扉が左右に開きました。 すると、そこには、手術着を着た男性と女性がざっと10人ぐらい、横一列に並んでいます。 ものすごく、異様な雰囲気でした。

私は「ああ、アキが泣いちゃう・・・」と直感的に思いました。

その瞬間、予想通り、アキが「嫌だ!行かない!ママー!」と泣き出し、私にしがみつきました。 なだめてどうにかなるような雰囲気ではありません。 私はアキを抱っこして、「よろしくお願いします!」と言いながら、 看護師さんに引き渡そうとしました。

・・・が、当然、アキは私にしがみついたまま、離れようとはしません。 看護師さんに無理やり引き離される形で手術室に入っていきました。

私の目の前で扉が閉まります。向こう側で、アキは、最後の最後まで、 「ママァーッ!ママァーッ!」と泣き叫びながら、私に向かって両腕を差し出していました。

「頑張って・・・」

一人残された私は、涙をこらえながら、その場で、そう呟くことしかできませんでした。

長い待ち時間

待合室に行くと、私と同じように、子どもの手術が終わるのを待っているお母さんが、 数名いらっしゃいましたが、お互い、声を掛け合うような雰囲気は全くありません。

待ち時間がとても長く感じられます。

扁桃腺の手術は私自身も受けたことがあり、無事成功していましたから、 「きっと大丈夫」とは思っていたのですが、それでも、 万が一のことを思うと不安でいっぱいでした。

アキは今、扁桃腺の摘出手術と、アデノイドの切除術を受けている真っ最中です。

無事、扁桃腺の手術終了

10:30

手術が終わり、執刀医の話を聞きます。 医師は「無事終わりましたよ」と笑顔で声を掛けてくださいました。

その瞬間、どれだけ安堵したかわかりません。

医師の説明を受けた後、待合室に戻ります。

11:00

しばらくすると、移動ベッドに横になっているアキが戻ってきました。 まだよく眠っています。鼻の周りや唇に血がうっすらと付いて乾燥しています。 とても痛々しいです。

このまま、目が覚めないのではないかと不安に思っていると、 「意識があることは既に確認しました。 意思の疎通もはかれました。少し血が出ると思いますが、寝ているまま放っておいてください。 ダラダラ流れる場合は、呼んでください」とのこと。

このまま、6時間は立つこともできず(トイレにも行けない)、水も飲めないそうです。

目を覚ましました

12:40

ようやくアキが目を覚ましました。 「あぁ、良かった。生きてる。本当に良かった。」心からそう思いました。

安心したのも束の間、アキは、開口一番、「お茶が飲みたい」と言い出します。

まだ水分を摂っていい時間ではないので、なんとかごまかさなければなりません。 「ごめんね。まだ、お茶飲めないの。でも、DVDがあるよ」と伝えて、 すぐに見れるように用意しておいたポータブルDVDでアニメを見せてあげると、文句も言わずに我慢してくれました。

私が持参したポータブルDVDプレーヤー
DBPOWER ポータブルDVDプレーヤー

ポータブルDVDプレーヤーは、持参して本当に良かったです。 麻酔が効いて頭がボーッとしている間は、目を覚ましてもすぐにうとうとして、 また眠るのですが、麻酔が切れた頃、痛いし、なんだか具合が悪いけど、 眠れないという状態が続いて、とても辛そうだったのです。

その時、ゴロンとベッドに寝っころがったまま、DVDを見せてあげると、 辛いのが紛れたようで、子どもの表情が和らぎました。 言葉で励ましても、ぐずって、どうにもならない状態だったので、とても助かりました。

(一緒に遊んだり、ゲームで遊ばせたりして気を紛らわせられるような状態ではありませんでした)

13:20

ネブライザー。今日から、朝晩2回使うとのこと。ネブライザーが終わると寝てしまいました。

歩行許可

16:30

歩行許可がおりました。水分を摂っても良いとのことなので、一口だけお水を飲みます。 少し痛そうです。

17:00

検温(37℃)、血圧測定。 看護師さんが、「すごくいたい」「すこしいたい」「いたくない」と書かれたカードをアキに渡して、 「のど痛い?どう?どれか選んで」と言うと、アキは「いたくない」を選びました。

私は、「いたくない」を選んだことにびっくりしてしまいました。

17:40

アキが「吐く~」「お腹痛い~」と吐き気と腹痛を訴えてきました。 吐いてもいいように入れ物を口の前に用意したのですが、吐くことはなく、 そのまま寝てしまいました。

その後、何度か、吐き気と腹痛を訴えてきましたが、「うがいする? お水飲む?」と聞くと、「いらない」と答え、とにかく、ずっとだるそうにしていて、 眠ったり、目を覚ましたりを繰り返していました。

18:30

アキが「ご飯ないの?」と言い出しました。同室のお子さんに夕食が運ばれてきたのです。 私が「今日は、ご飯、食べられないの」と答えると、 「え~っ」と泣きそうな顔。DVDを見せてしのぐしかありません。

20:30

ずっとDVDを見続けていたのですが、 「もう見ない」と言うので、DVDを消すと、すぐに眠ってしまいました。

次は、術後の経過(入院3日目~退院後)

扁桃腺手術の前日(入院1日目) 術後の経過(入院3日目~退院後)
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子どもの扁桃腺手術体験記

子どもの扁桃腺手術体験談(入院日記)です

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