hacoさん(手術体験談)
(手術前日)
りよんさん はじめまして。hacoと申します。
明日から手術のため入院します。
扁桃腺の摘出を迷っている頃からこちらのサイトにかなりお世話になっていますm(_ _)m
喉の調子も不安定で綱渡り状態ですが万全を尽くして手術にのぞみたいと思います。
私自身、いろんな方の体験談が参考にも励みにもなったので、
手術のこと、経過等またご報告させてください(^-^)
無事手術を終え自宅に戻って来ました。
昨年の冬から月1のペース、春先からは週1ペースで扁桃炎を繰り返していました。 検査したところ、菌が巣食っている状態にあるということでした。 主従への恐怖はありましたが、あの痛みを繰り返し、いつ発症するかわからない という恐怖に怯える生活が苦しくて手術を決めました。
息子の学校があるため、夏休みに入ってすぐ手術を受けました。 10日間の入院でしたが、金曜入院の月曜手術だったため外泊許可が下り、 金曜夜~月曜夕方まで2泊を自宅で過ごしていました。
私の場合、出血も痛みも少なかったと思います。 入院中2度 痛み止めを使ったのですがどちらも喉の痛みではなく頭痛でした。 そして術後から血圧が下がっています。
しばらく養生しながら様子を見ていきたいと思っています。 以下 入院期間の詳細です。
(手術当日)
~6:00~
合併症を予防する効果のある弾性ストッキングを履きます。
看護士さんに「履くのが早くて上手だね」と誉められましたが、
これ、見た目も締め付け感もメディキュットにソックリ。
ワタクシ、メディキュット歴10年以上ですから。
~9:30~
点滴開始。
針の長さと太さにたじろぎます。
左手に刺したものの適した血管ではなかったらしく。
結局利き腕の右手に刺します。これが痛かった。
~16:00~
予定より2時間遅れて手術開始。
手術室はドラマというよりマンガの世界のように感じました。
無機質でいろんな機械の音がします。
「麻酔が入るときちょっと痛みがあります」と言われたのですが、
体がびくっとなるくらいビリッとしたしびれのようなものがありました。
今回の手術で全身麻酔の際、人工呼吸管理をする為に行われる
気管挿管を救命士の方にお願いしました。
2004年から医師だけでなく救命士でもできるようになったそうです。
弟が救命士をしているのですが、話を聞いたところ「ぜひ協力してあげて」
と言われ、丁寧に説明して安全であること、もし難しい症例であった場合、
患者が希望しても、ちゃんと医師が代わることを説明してもらえたので、
安心してお願いできました。
~18:00~
「お部屋に戻りますね」という声が聞こえます。
意識が朦朧としますが、帰ったはずの息子の声が聞こえ、
初めて「終わったんだ」という幸福感が湧き上がります。
担当医が来て、手術での出血が少なかったこと、
癒着がひどかったことを話してくれます。
切り取った扁桃腺も見せてくれたのですが、意識が朦朧としていた上に、
コンタクトなしの裸眼だったため全然見えず・・・。
これは今もって悔しいです。
喉の痛みは思ったほどではないのですが、
とにかくものすごい頭痛がします。
意識は朦朧としているのに、頭の痛みで眠れません。
~19:00~
頭痛に耐えられず、痛み止め(座薬)を使用。
~22:00~
「許可が出たのでトイレに行きますか?」
と看護士さんから声がかかります。
付き添ってもらいトイレに向かいますが、
フラフラしてゆっくりしか歩けません。
が、その後、ものすごい吐き気が。
車椅子を持ってきてもらいベッドに戻ります。
ベッドに着いた途端、嫌な脂汗が全身から噴き出します。
嘔吐こそしなかったものの、気持ち悪くてたまらず横になります。
全身麻酔の影響でしょうか。とても気持ちが悪いです。
【補足】
メディキュットは、「一般医療機器(クラス1)」の許可を取得しています。
効能・効果: 装着部位の血行促進、脚のムクミの軽減
脚の筋肉の働きの低下を補うためには、外側から圧力を与え、血液を心臓方向に押し上げることが大切です。 メディキュットは、足首からふくらはぎと上にいくにしたがって、段階的に圧力値を低くしています。 これにより、脚の血行促進を助けて水分の再吸収を促し、ムクミをやわらげます。
1.筋肉の働きの低下を補う
血管を収縮する力を助け、血液を脚から心臓方向へ押し上げるポンプ作用を増強します。
2.毛細血管にも働く
皮膚表面近くの毛細血管の血管径を圧迫し小さくすることで、組織圧を高め、
皮下組織に溜まった水分の血管への再吸収を促進します。
(術後2日目)
~0:00~
目が覚めたので起き上がってみます。
やはり1分も経たないうちに吐き気が。どうも起き上がるとダメなようです。
~4:00~
別の看護士さんから「1度もトイレ行ってないですよね?行きませんか?」と
声をかけられ再チャレンジ。
今度は最初から車椅子で移動します。しかし、すぐに吐き気が・・・
トイレに着くなり、吐いてしまいました。
しかし、昨日から絶食絶飲していますので、吐き出すものはなく苦しいです。
~8:00~
初めての食事。重湯とお味噌汁の上澄みです。
吐き気があり、2口程度で終了。
~12:00~
昼食。重湯と吉野汁。
吐き気はおさまり、半分くらい食べられるようになります。
手術の際、口の両端が切れたようで、かすり傷のようになっています。
上唇、下唇ともぷくっと腫れ、アンジーばりにボッテリです。
この日から血圧が上も2桁になりました(これは退院当日まで続きました)
普段、血圧は高くも低くもありません。
手術の影響なのでしょうか?
喉は痛いですが、予想よりはるかに痛みは軽く、
普段の扁桃炎の方が何倍も痛いです。
(術後3日目)
頭痛で目が覚めます。
これは1日止むことなく続き、夕方には地面が揺れる感覚に陥り、
看護士さんに相談して痛み止め(座薬)を出してもらいました。
頭痛は治まったものの、この薬の影響で頭がクラクラし、
体に力が入らなくなります。20時就寝。
(術後4日目)
今朝も頭痛で目が覚めます。
しかし昨日の副作用を考えると、薬を処方してもらうのはためらわれて、
アイスノンを貸してもらいました。
診察の時にお願いして洗髪の許可を出してもらいました。
すごく気持ちいい!
頭はもちろんですが、さっぱり清々しい気分です。
動いてない上に病院のベッドがあわないようで、
この日から背中や腰、肩がパンパンに張って辛くなりました。
(術後5日目)
朝食の時、口が大きく開くようになった実感あり。嬉しい。
切れた口の端もかさぶたになってきています。
しかし病院の食事にも飽きてきました。
栄養バランスが考えられ、時間になると温かい食事が出てくるのは
本当にありがたいことですが、自分で作った自分の好きなものが食べたいと思います。
寝る前に5日間続いた点滴が終了。針を抜きます。
これで着替えが楽になる!
うつぶせに寝られることが嬉しくてニヤニヤしてしまいます。
(術後6日目)
シャワーの許可がおりました。
喜びの度合いは、正直先日の洗髪の時の方が高かったけれど、気持ちいいです♪
病院のシャワー室は、リフォームしたてのようで、清潔でぴかぴか。
(術後7日目)
喉の痛みもだいぶ治まり、食事をする速度も早くなったのをいいことに、
朝食の焼き魚を大きいまま飲み込もうとして、喉につっかえました。痛い。
この日から喉の痛みよりも、下唇裏側にできた大きな口内炎に悩まされます。
9時からの診察を受け退院手続き。
家に帰れます。自由です。不安はもちろんありますが嬉しい。万歳!
hocoさん、はじめまして。手術、お疲れ様でした。
そして、退院おめでとうございます☆
手術後は、扁桃炎よりも痛くなかったのですね。
でも、頭痛や吐き気など、それ以外の辛さがあったとのこと、
術後の様態は皆それぞれだということがよくわかりました。